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【感想】オリジナルミュージカル「流星の音色」東京【1卍】

2022年8月7日(日) 昼 / 8月16日(火) 昼
オリジナルミュージカル「流星の音色」東京

京本大我さん連ドラ単独初主演おめでとうございます!今なら流星の音色のことつべこべ言っても許されるんじゃないかと思い、はてブ蘇生させた!乗るしかない、このビッグウェーブに!

ツッコミどころ多かろうが結末に納得できなかろうが、大好きな推しが主演だけでなく音楽を担当し、これまでとは違うアプローチをした大切なミュージカル。私もそれを愛していきたいから、気持ちの良い感想ではないかもしれないが、観劇した2公演のあやふやな記憶とA7メモ帳の殴り書きをもとに流星の本音を書いた。

8月2日、消えた初日。4日前CNプレイガイド様からの当選メールで歓喜し、前日19時過ぎに届いた中止メールを読んで悲哀を味わった。前週に発売されていたAERAのインタビューで「絶対に僕は8月2日に『流星の音色』のステージに立つ。必ず、立つんです。」の文面を読んだばかりの出来事だった。当日17時、初日の幕が開くはずだった時間に、音声ブログをあげてくれるきょもの優しさが沁みた。彼が行けるだろう人と行けなくなった人を同時に抱えている現実や「観ていただきたかったな」の震えた声に、ニュージーズ全公演中止時とはまた別の辛さで胸が張り裂けそうだった。遠征予定だった大好きな友人にとっては初日であり千穐楽であり楽しみにしていた公演。基本的に1回しか観劇できないお客さんのことをいつも中心に考えていると仰っていたきょもにとっても大切な公演。そのことはずっと忘れないでいたい。

そして8月7日と8月16日、優しい女神たちの御加護で2公演も観劇させていただいた。女神たちや励ましのお言葉をくださった方々、もっと遡ればリア友や別界隈の友人も、本当に色々とありがとうございました。これも忘れない。

まず初めにあらすじ。with様の制作発表レポートが分かりやすかったからそこから拝借した。

海の星の王子・リーパ(京本大我)は、偉大な父•サルム(内海光司)より王位継承を告げられ、逃れられない運命と責任に不安を覚えて葛藤していた。
一方、内気で気弱な山の王女・シルウァ(真彩希帆)もまた、歌で星の平和を守る使命を全うする自信がなく、思い悩んでいた。彼女は恋に憧れ、小説に描かれる燃えるような恋心を夢見ていた。しかし母・フローラーリア(新妻聖子)から「幸せのためには甘い恋に憧れてはいけない」と言いきかされており、恋をすることを諦めていたのだった。
 そんなある時、いつものように恋愛小説を読んでいたシルウァの目の前に眩い光が満ち、遠く離れた星に住むリーパの歌声を耳にする。その歌声に合わせて、無意識に竪琴を弾き、声を合わせるシルウァ。互いの歌声と演奏に惹かれたふたりは顔も知らぬまま会う約束を交わすが……

以下、書きたいことだけ記録。端折りまくってるから状況が伝わりにくいところ多い。舞台やミュージカルは人より少しばかり好きなだけで専門知識はまるでない。その割に辛辣な言葉も出る偉そうなヲタクでごめんなさい。その言葉たちは作品に本音で向き合った感想や疑問であり、実在する特定の誰かを攻撃する趣旨のものではないことはご理解ください。お読みいただいた方どなたにも嫌われたくないし、できれば色んな方の色んな解釈を教えていただけたら嬉しいから保険かけまくる。愛だけはある!

海の星の王サルム登場。あの衣装を着こなせる内海さん強…と思ってたら「新王を迎えよ!」でリーパ王子登場。キービジュアルやパンフレットのお写真と比べて毛量多めだったが、それも含めいとをかし。8月24日のきょも美で、ずっと髪切れてない、トリートメントしてほしい、スケジュール的に流星の音色が終わるまでは美容院に行けなそうと書いていたが、大千穐楽のリーパ超サイヤ人3にならない?大丈夫?

キービジュアル↓


最初の衣装↓

リーパは10代の男の子。ニュージーズのジャックが野性味あふれる力強い低音を響かせる逞しい男の子なら、リーパは幼くて純粋で声が高めな可愛い男の子といった印象。根がJr.担だから、ガタイガイイタイガも良かったが、タカイコエカワイイタイガも良い、思春期男子みんなちがって、みんないいとなった。キモ。幼さを表現するためかもしれないが、衣装のマントはもう少し重厚感があったら高貴で嬉しかった。

山の星の王女シルウァ登場。さすが元宝塚雪組トップ娘役といいますか、真彩さんの表情や仕草がいちいち可愛くて、透明感のある歌声が美しかった。初めて恋におち微笑みながら塩つまむみたいな動作であんなにも可愛い人類を今まで見たことがない。シルウァは可憐な女の子だったのに、のちの彩ステで拝見した真彩さんは親しみやすい美人なお姉様だったから風邪ひいた。リーパ同様、幼さの表現かもしれないが、最初の衣装があまりにもマイメロの擬人化だったから、丈長めのワンピースだと王女っぽいと感じた。シルウァの可愛いオフショは真彩さんのインスタハイライトにいくつか残ってる。彩ステは放送時に公開された劇中シーンがカットされている模様。
真彩希帆さんインタビュー&新企画『彩ステ検定』!注目舞台『流星の音色』も!【彩ステ!】 - YouTube

リーパとシルウァが声だけで初めましてして歌うデュエット曲は『願いごと』で合ってるのかな?シルウァのリーパを立てる歌い方に宝塚娘役ぅとなった。黄青紫などの星が降ってきたの綺麗だった。「出逢えますように〜」と歌い終わった後、シルウァに「またあしたイヒヒ!」とバイバイするリーパのお顔が、中の人では見ない類の笑顔でギュンギュンした。映像くれ。

シルウァのことついて、リーパが仲間4人に相談するシーン。リーパ「わからない〜わからないんだ〜」と体育座りから仰向けに寝そべる姿が幼くて可愛い。もっと悩んでくれ。そして、刈り上げ側の左半身が見えるように寝そべるリーパの横顔がハルト様のそれだったんだが!?(参考資料として優秀すぎる島動画サンキュー)
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仲間4人に『それは恋さ』と弄られ、リーパが合いの手を入れる感じで歌うところが好きだった。表情をころころ変えながらリズム良く歌うから、見ていて気持ち良かった。友人の誰かがリーパのおまたの国からこんにちはして顔を覗かすシーンは、いつの時代も子ども同士のコミュニケーションは大人には理解不能で可愛くて癒されるなと。また中の人にとって不本意だとは思うが、捌けるリーパの走り方が美しいご尊顔に似合わずダサくてこちらも癒された。

断片的な記憶しかないが、星が降ってきた後、シルウァに「きこえるぅ?ぼくのこえがきこえる〜?」としつこく確認する目パチクリーパも可愛かった。大丈夫!大いに聞こえてるよー!基本的にひらがなで話すリーパは大大大天使。

シルウァの母フローラーリアの歌声がただただ圧巻だった。脚本や演出に対してなぜ?となり、物語の世界にのめり込めてなくても、新妻さんの歌唱力でねじ伏せられ涙出そうだった。特に『少女の恋の果て』かな?「あなただけは私の手で守りぬきたい〜」で心が震えた。新橋演舞場それから東銀座が揺れた。

フェンシングみたいな殺陣タイム。きょもの汗が珍しく?見られる貴重な時間。全編を通してほとんど踊らないから、この時間を少し削ってでも華やかなダンスショーを観たかった。リーパのご尊顔が後ろを向いて隠れている時は、ちっちゃくてぷりぷりぷりてぃなご尊尻を拝んでいた。まじで小尻。やましい気持ち抜きに純粋な疑問から白パンツの向こう側が気になって仕方なかった。ジャニーズ舞台等で使われている股ゴム付けてる?と気になるも、しっかりした生地のズボンを穿かせてよと本気で心配した。

ちっちゃいご尊尻の参考資料↓ (善意の暴走族)
j-island.net
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殺陣の衣装↓
最後の衣装のジャケットなし黒ブーツバージョン。アクセサリーもいくつかあるが、イヤリングは8月16日きょも美ギャリーパのものだと思われ。

殺陣ら辺で、リーパの親友フォンスが、リーパのいる海の星とシルウァのいる山の星は一年に一度七夕に橋が架かるが、雨が降ると橋が溶ける?、橋の上にいる人間の体が溶ける?、みたいな情報を書物から持ってきてた気がする。このニュアンスの違い大事なのに覚えてない…。

流星の音色の推しはリーパの親友フォンス。他の主要人物に対してはもっとこうであれという感情が少なからず芽生えてしまったが、フォンスは最初から最後まで物語の良心。一見リーパからすれば裏切りに見える行為であっても、私からすれば10代の男の子が親友のためにできる最善の行動を常にとっていたと思う。たつるいい声と3回メモするくらい龍くん舞台向きの美声で、パブイメ通りバレエ姿も素敵だった。脱線するが、リーパの中の人から振付を習ったパリピダンスも優雅に弥勒菩薩っててきゃわたん100万点。
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アムニス役の林一敬くんは失礼なことにお名前しか存じ上げてなかったが、島動画より生の方が100倍かっこ良かった。これだからジャニーズJr.は沼。空気読まないアムニスのおかげで、リーパのふぇぇん顔が見られたから本当ありがとうだよ。頑張りまーす10秒動画は謎の中毒性ある。
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恐らくマルがバリューの真実のモトキくんだった。8月7日の公演後にパンフレットを読んで気づいたから、演技に注目できなかったな。東京公演は途中から演出助手の女性が代役を務めており、8月16日の公演で拝見したが、予めアンダーの方かと思うくらい少年の演技が自然で吃驚した。彼女の努力と度胸に頭が下がった。

サルムが『王者の血』を歌っていた時だと思うが、下手でリーパがD.D.の背中ぐるんみたいなアクロバットしてた。そういうのもっと頂戴。

第一幕ラストのあれなんなん!マイヤーリンクのオマージュなん?あれなんなん!(n回目)と混乱はしたものの、見栄えがいい真顔リーパにマスクの下でにやにやとしてしまった。リーパには「龍の血が心臓に流れている」やら「海から生まれたから母はいない」やら本人も客席も情報過多になったところで第一幕終了。

第二幕の闇堕ちリーパ。リーパーズハイで観劇しないと共感性羞恥でしにそうになるが、中の人の趣もあって厨二病なヲタク心に刺さった。リーパが囚われている檻?が六本木ヒルズの蜘蛛のオブジェでしかなかった。ママンというらしい。このママンは卵を抱えていて、孤高な作者自身の母親への憧憬が込められているんだって。厨二病なヲタクの妄想に過ぎないが、龍の血が心臓に流れていて母親が存在しないリーパにとって、龍の血半覚醒時?に入れられていた檻が母胎の概念だったらと想像すると泣ける。きょも役で母の愛を知らないこと多いよね…。
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その母体の概念(仮)から闇堕ちリーパが「王それは私だ」やら「さようなら父上」やら「語りたい言葉も歌いたい歌もございません」やらイキる。新たに生まれながらにしてシルウァを思う人の心をなくしてしまったことが悲しい。闇堕ち時の表情や話し方が恐らく厨二担のツボ。リーパ「我が心臓に流れるは…聖なる龍の血…(吐息ドヤァ)」。リーパ飲み込み鬼早い。

青色の王座が出てきて闇堕ちリーパが座って脚を組んだ瞬間、カウコン2021→2022の王子様5再来かと思い、めまい起こしそうだった。赤王座に座る茶髪ジェルワックスの青衣装きょも様も、青王座に座る金髪ふわふわ刈り上げの赤衣装リーパ様も、本音は「国治めるとかだりぃ」と思ってそうな冷たい表情で最高って話。そのくせ「この星の未来〜」とか「愛するほにゃららのため〜」とか歌っていて好き。王座は途中ライトアップしてた気がする。ここでもやはり衣装が気になったが、同じ安価に見えるつくりでも小学生の身長ほどあるでっかいフォークにコウモリぶっ刺してヘビ巻きつけたような海の星の王の証的な杖は、ちっちゃい子が虚勢を張るアイテムみたいで刺さった。

王座にすわるイキリ王子きょも様↓
(掲載できる公式写真ないよ!カウコン録画!)

王座にすわる闇堕ち王子リーパ様↓
(掲載できる公式写真はよ!各誌レポの写真!)

杖↓

リーパとシルウァが七夕の日になったら「会いたい」とデュエットするシーン。リーパの二重人格たちがぶつかり合い、見た目は闇堕ちリーパのままだが、元のシルウァに恋するリーパの人格を取り戻す。短いインターバルで2つの顔と声を行ったり来たりで妖気が漂うリーパには圧倒された。お互いまだ見えない存在だからだとは思うが、背中合わせで突然リーパが「手を出して?」と言い、シルウァが「へ?」と混乱する中、「君の…ことがっ…好きなんだっ…!」と告白するスタイル斬新だった。巷でも流行れ。あと上階から観ると床が魔法陣みたいでファンタジー

サルムとフローラーリアは元カレ元カノ関係。ここら辺の詳細については把握不足。というより、後述するが、私がサルムとフローラーリアの気持ちに寄り添えなさすぎて記憶を捨てた。

七夕に海の星と山の星の間に架かる橋のシーン。橋は青と白の電飾(だった気がする)で表現されていた。なんやかんや色々あったが、リーパとシルウァが会うことになる。なんやかんやは結末への長文お気持ち表明でなんとなく後述してる。

最後の衣装↓

噂に聞いていた水の演出。水量はちびジュ水浴びコーナーが始まるレベル。歌唱時にもあんなに水流されたらお二人の美声がかき消されちゃうよえーんだった。あれじゃ流星の音姫だよ。水量エグいて。音色を聴かせて〜。ウォーターカーテンと噴水の演出自体はとても綺麗だった!

どしゃぶり雨の中、リーパとシルウァが橋の上で初対面。概念背中合わせで告白した2人が見つめ合い向かい合って『星と星が出逢う夜』を両手恋人繋ぎで歌い始める。真彩さんはインスタで「手が大きいのよね。。。わたし。」と仰っていたが、そのシルウァよりリーパの手が余裕ででっかくて萌えた。リーパが優しい声で歌ってハグし、一瞬訪れた静寂の後の「愛してる」からのシャラララーン♪…あいしてる?アイシテル?愛してると言った?初心LOVEの「ねぇ、今もだよ」をねっとり声にエコーまでかけて有楽町から放った男が、一年に一度だけ海の星と山の星の間に架かる橋の上で「愛してる」とあま〜く囁くのズルくない?心の中で沸き散らかした。囁き「愛してる」はきょもが考えたんだよね?恥ずかしさもあるだろうにファンサがすごい。両手にぎにぎ握手会で推しに「君を離さない」と歌われても目を見続けられるシルウァもイケメンへの萌え耐性がすごい。やっと会えた2人、シルウァは嬉しそうでリーパは恋煩っている表情の対比がいいな好きだな。

これ以降ブチギレてるから流星の音色サイコー!!!!!!みたいな方々は読まないで…。

その直後、リーパ「出逢えて良かった」シルウァ「出逢えてよかった」(シルウァだけ平仮名のよかったなのはきょものこだわり)と歌って愛を確認し合ったのに、龍の血が流れるリーパはそのままの姿で人間のシルウァだけ溶けたのそんなのあんまりではないか。シルウァが消えリーパが悲しみに打ちひしがれて上からも下からも雨どしゃどしゃの中、オールキャスト?が「Ah〜ah〜ah〜」と歌うが「Ah〜ah〜ah〜」じゃないのよ。ミュージカルは突然歌い出すものではあるが、大切ないのちが今ここで消えたんだわ。リーパはもっと絶望しろよ。愛する人が自分と出逢う前から死ぬ運命だった訳ではなく、自分と出逢ったことで消えちゃったんだよ?「出逢えて良かった」が「出逢わなければ良かった」に変化した瞬間だと感じたが、それでもリーパは「出逢えて良かった」と思える出来杉くんなのかと思ってしまった。それともリーパはただ、有形の愛より心の繋がりなどの無形の愛を重んじたいタイプなのだろうか。そうだとしても七夕に逢おうと言ってるしうーん。

「他の何人にも耐えられないことが耐えられる」とは超強力酸性雨に打たれても溶けない能力ではなく、目の前で愛する人が消えても耐えられる精神力だったの?私がリーパなら何が起こるか知っていたであろう父サルムが「橋の上で雨が降ると良くないことが起きる」のニュアンスでしか教えてくれなかったことを一生許さないし、再び闇に堕ちると思う。リーパがどこまで悟っていたかは推し量れないが、少なくともリーパからシルウァには「雨が降ると良くないことが起こる」とまでのニュアンスしか伝わってなかったはず。良くないこと=雨で人間"だけ"溶けると分かっていれば、橋が架かるわずかな時間にリーパだけ猛ダッシュで橋を渡って山の星側でシルウァと逢おうとすることや、雨が降ったら今年は逢わず来年にしようそれまで遠距離で頑張ろうと約束すること、同じ永遠の別れでも橋の上でシルウァを貪るようなキスでかき抱いた一生のえろい思い出ができた今だってあったかもしれないじゃん!フォンスが「リーパにとって良いことなんですよね?」とサルムに確認してくれたのに「どうかな?バカ息子」で終わってんじゃないよ、このバカ親父が!(情緒)フローラーリアもフローラーリアで「〜♪私には止められない〜♪」と歌っていたが、止められないのはなぜ〜?あんな簡単に懐柔されず力一杯シルウァを引き止めてほしかった。第一幕でフローラーリアが「音色がいるべき場所へあなた(シルウァ)を連れてってくれる」と言っていたが、三途の川じゃねーか!(情緒その2)シルウァには乳母カウム以外に恋バナできる人いなかったのかな?シルウァにもフォンス達みたいな仲間がいてくれたらまた違う結末だったのかな?とかたらればを考えてしまった。

流星の音色は竜声の音色で生優しいメリバと無理やり自分を納得させた私でも、シルウァが着ていたワンピースの端布を抱えて泣くリーパの表情、特に目の演技には同情を誘われたから、京本大我という超怪奇現象による力技ミュージカルすげえと感嘆した。

劇中の音楽について、きょも曰く「一番の理想は『これ、京本くんが音楽を作ったんだよね』という情報を忘れ(中略)届けばいいなと思っています」とのことだが、その点で述べられる感想はないかも。開演前にパンフレットを読んで事前情報と照らし合わせたことで、彼の担当曲をそれとなく把握してしまったから。おまけに、十何冊もの雑誌のインタビューやブログ等を通して、彼が1年以上もの間、試行錯誤しながら作詞作曲に取り組んだ一部を知ってしまっているから。お酒飲んで弾いたピアノと鼻歌でテーマ曲をすぐに作曲したかと思えば、ツアー行き帰りの新幹線や飛行機の中で作詞してしにそうになってたり、恋愛未経験の頃のキュンキュンについて男2人で熱く議論したり。好きな男が頑張ってつくった曲を好きな男がメロウで上質な声で歌うんだから言わずもがな最高!ということで、クリエイター京本大我の新しい試みなのに、客観的に褒められる言葉が見つからなくてごめんなさい。だから、盲目ヲタクの感想だが、『星と星が出逢う夜』は温かくて優しすぎるどストレートな歌詞で主人公の素直な愛が伝わってきたし、リプライズも沢山あったから今でも口ずさめるくらい記憶に残ってるよ!10代でTearsという名曲をこの世に爆誕させた方だもんね!好きだよ好きだよ好きだよとストレートな愛を伝えるの朝飯前だよね!(激甘)

それからきょもの歌声や演技について。え!そんなに声色を使い分けられるの?という発見があった。二面性を演じるのは大変だと思う。アラサー男性が10代男子のうぶな話し方をするだけでも一苦労だろうに、闇堕ちリーパという現実離れした一癖も二癖もある役柄と演じ分けていて巨匠だった。それでいてイタくなり過ぎないのが京本大我力だと思う。歌はそもそも声質が好きだなと原点回帰。全て心地良かった。

ずっとちょwおまw何様だよwて感じでごめんねぇえ。本ミュージカルを一言でいうと「綺麗すぎる」。舞台上の星や水の演出、きょもがつくる歌、それを歌うキャストの皆さんの歌声など、点で見ると色んなエンタメの良さが詰め込まれていて素敵だなと思う場面はいくつもあった。一方で、愛と悲劇を描く作品なのに登場人物の苦悩や葛藤はそんな「綺麗すぎる」ものなのか?と疑問を抱いてしまい、物語を線や面で見た時の違和感がすごかった。ピュアを念頭に演出されたタッキーからすれば「綺麗すぎる」は正解かもしれないから、線や面で見た時の違和感を言語化できない私と本作の相性が良くなかっただけと消化した。皮肉にも「好き」だから「会いたい」という初恋を原動力に、自分を取り巻く何もかもを無視し突っ走れるリーパとシルウァの若さ故のピュアさを、私は二度と取り戻せないという現実を今ここで思い知った。

(サルム役の内海さんが「ファンタジーですから。僕ら地球に住む人間の尺度で考えたらいけないんです。」と仰っていたが本当にそう!)

(雑誌を読む限り、きょもも「ここ、僕的によくわからなくて…」とぶつけてたっぽいが、座長が分からないなら私も分からなくてよし!)

流星の音色という作品が伝えたかったテーマって何なんだろう。私は勝手に「まちがえた愛」だと思っている。サルムやフローラーリアが息子や娘の初恋を「正しく」尊重してあげられていれば、悲劇にはならなかったんじゃないかなと。その「正しい」とは何か「まちがえた」とは何かを考えながら、シルウァのいない世界を今日も生きていこうと思うよ!(クソデカ感情)

最後に、推しが主演と音楽を担当したミュージカルをボロクソに言った私も「まちがえた愛」の持ち主かもしれないと思いつつ、流星の音色がこの先進化するなら色んな人に愛され続けるジャニーズエンタメになってほしいと思ってるよ!一年に一本は舞台をやりたいという推しを思うと、再演は色々と問題がありそうだけどさ!ジャニーズアイドルSixTONES京本大我も、ミュージカル俳優の京本大我も、クリエイターの京本大我も、いつまでも続くような未来であれ!と星に願いまくりながら、松竹様に円盤化お願いラブコールを送る推し事完了した!

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記憶違い多々あるかと思いますが、ご了承ください。お読みいただき、ありがとうございました。終